膝痛が発生したときは、痛みを和らげるために湿布を使う方も多いでしょう。そんなときに、湿布の正しい知識を知っておくと安心です。
ここでは、湿布の正しい選び方や貼り方にくわえ、効果的な膝痛対策についてご紹介します。
膝痛時の湿布の選び方
湿布には「冷湿布」と「温湿布」、そして薄くて密着しやすい「テープ剤」の3種類があり、それぞれに用途が異なります。
冷湿布
貼るとひんやりする冷湿布。用途としては、炎症などを起こしたときに患部の熱をとる作用があります。主にうちみやねんざなど、一時的、突発的な痛みをやわらげるときに使うものです。
膝痛の場合も、転倒などの事故で痛みが発生した場合には、冷湿布を使うと良いでしょう。
温湿布
貼って患部を温めるために使う温湿布は、患部の血行をよくすることで、痛みをやわらげる作用があります。慢性的な痛みに対して効果的です。
年齢とともに発生する膝痛、慢性的な膝痛に対しては、温湿布を使いましょう。
テープ剤
テープ剤は、薄くて伸縮性があり動く部位にも使えるため、膝痛にもおすすめです。貼ったときに冷感や温感を感じないため、物足りなさを感じるかもしれませんが、薬剤はしっかりと吸収されます。
膝痛時の湿布の正しい貼り方
どのタイプの湿布も、膝への貼り方は基本的には同じです。膝痛がどこに発生しているかで貼り方が異なりますので、詳しく見ていきましょう。
事前準備
湿布を貼る前に、以下の事前準備をしておきます。
- 患部の汗を拭き取る
- 患部にクリームなどを塗っている場合は、拭いたり洗ったりしておく
- 新しい湿布を用意する(古い湿布は粘着力が弱まり、はがれやすくなる)
- 膝痛の発生場所を確認しておく
膝の表に貼る場合
膝痛は、膝の頂点になるお皿の部分が痛くなるということはまずありませんので、痛くなることの多い、膝の周辺に湿布が当たるようにします。
- 大きめの湿布を用意し、その真ん中に切れ目を入れる
- 椅子に座って膝を曲げた状態にする
- 切れ目が膝のお皿の部分を取り囲むように湿布を貼る
メリット
膝の裏に貼る場合
膝の裏側や、筋の部分に膝痛が発生した場合はこちらの貼り方を試してみましょう。
- 湿布の真ん中付近、両側に1~2センチほどの切れ目を横に入れる
- 椅子に座って、膝を伸ばした状態にする
- 切れ目が膝の可動部にくるように湿布を貼る
メリット
サポーターやテープの活用
テープ剤の湿布であればはがれにくいのですが、やはり膝という可動部に貼ると、どうしても湿布ははがれやすくなります。そんなときは、テープで補強をしたり、膝用のサポーターを巻くことではがれを防止しましょう。
メリット
膝痛の主な原因
膝痛には、主に2つの原因が見られます。ひとつは、若い方に多い、運動のしすぎによる靭帯や半月板の損傷。そしてもうひとつは、加齢による軟骨の摩耗です。
いずれにしても、まずは湿布や塗り薬、サポーターなどで痛みを抑えていく対処療法が取られ、場合によっては消炎鎮痛剤を内服することもあります。それでも改善が見られないときは、整形外科を受診して、精密検査を受けることも大切です。
膝痛対策に大切なのは運動と食事
膝痛があるうちは、湿布等で痛みを抑えながら安静にするのが鉄則ですが、痛みが治まったら、少しずつ動かすことも大切です。関節が硬くなるのを防いでくれますし、膝まわりや太ももの筋肉を鍛えることで、膝をしっかりと支えてくれます。たとえば膝に負担がかかりにくい、水中歩行などがおすすめです。
また、運動にくわえバランスのよい食事をとることで、体を内側から整えていくのも大切です。体重も上手に管理できれば、膝への負担も減らすことができます。
食事で必要な栄養素をとることが難しいときは、サプリメントを利用するのもひとつの方法です。
湿布を上手に活用しつつ内側からもしっかり膝痛ケア!
湿布によって膝痛がやわらいだとしても、それは膝痛が治療できたわけではありません。根本的な痛み対策は、しっかりとした治療や、内側からの回復力を高めることが重要です。
なかでも、特に大切なのは体質改善。バランスのよい食事を心がけたり、適度な運動で膝のまわりや太ももの筋肉を鍛えましょう。また、サプリメントを活用して、膝の痛みの根本となる、軟骨の修復をサポートするのも効果的です。
健美の郷の「プロテウォーク」なら、膝軟骨を修復成分であるプロテオグリカンを効果的に摂取でき、体の内側から膝痛に働きかけてくれます。湿布を活用しつつ、体の内側から膝痛をやわらげていくことを心がけてみましょう。
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