プロテオグリカンとは、関節症や美容対策の一つとして注目されている成分の一つです。しかし、このプロテオグリカンという成分、名前すら聞いたことのない人の方が多いと思います。
今回はプロテオグリカンの構造からその働きを説明していきます。難しい用語はできるだけ使わないので、気軽に読み進めていってください。
プロテオグリカンとは
プロテオグリカンとは、関節軟骨を構成する成分の一つで、プロテインつまりタンパク質、グルコサミノグリカンと呼ばれている糖類からできています。このプロテオグリカン、水分、コラーゲンによって関節軟骨は構成されています。
重要なのは、プロテオグリカンが関節を健全に機能させるために必要な成分であるということです。ではこのプロテオグリカンの重要性を理解するために、次にその成分構成と働きをみていきましょう。
プロテオグリカンと糖
プロテオグリカンは、関節にある軟骨を円滑に機能させるために欠かせない成分です。紹介したように、プロテオグリカンはタンパク質と糖でできています。この糖は水分を保持する力があります。
そしてこの糖によって保持された水分により関節は円滑に機能し、衝撃に耐えうる弾性を帯びます。水の抵抗力、柔軟性により私達の関節軟骨はスムーズに機能し、膝や肘などの曲げ伸ばしが可能になるのです。
したがって、もしプロテオグリカンがなければ水分が保持できず、曲がりにくく、脆い関節になってしまうということになります。またこの糖は酸素、水分の運搬や栄養素の消化、運搬、代謝の機能も担います。
今あなたが関節の衰えを感じているなら、もしかしたらそれはプロテオグリカンの不足のせいかもしれません。
プロテオグリカンとタンパク質
プロテオグリカンの成分は、糖だけでなくタンパク質もあります。プロテオグリカンの構造を見てみると、太いタンパク質、コアタンパク質と呼ばれるものに糖が数本から何十本も繋がっています。
このコアタンパク質は、体内の組織や皮膚の組織を修復、維持します。またこのタンパク質は、他の細胞と細胞を繋ぐ役割もあります。
この役割によりプロテオグリカンは、コラーゲンやヒアルロン酸、別のプロテオグリカンなどと結びつき、関節特有の機能を実現しているのです。人体の約20%はタンパク質です。
したがってタンパク質の不足は、臓器の機能、皮膚の老化、そして関節の機能不全にも関わってきます。タンパク質は、プロテオグリカンの構造だけでなく、人体のあらゆる箇所に欠かせない成分なのです。
関節の機能
関節の中心となる関節軟骨、その関節軟骨の主要な成分であるプロテオグリカンの構造と働きについて説明してきましたが、関節軟骨の機能にはコラーゲンも欠かせません。プロテオグリカンとコラーゲンを摂取することが関節機能改善に必要なのです。
コラーゲンの方はよく聞く成分であり、コラーゲンを含んだ商品もたくさんあり、摂取もしやすいですが、プロテオグリカンはなかなか見ることのない成分ではないでしょうか。
しかしより重要なのは、プロテオグリカンの方で、関節の柔軟性、衝撃への耐性を担っています。また関節機能の修復、維持をしています。
プロテオグリカンを摂取しよう
最近では、日本の弘前大学の研究により、鮭から高濃度のプロテオグリカンを抽出することに成功し、医療、美容の現場で使われ始めています。以前は高価であったプロテオグリカンも安く摂取することができます。
今やプロテオグリカンも身近に接することのできる成分となってきています。関節に不具合を感じる方は、ぜひプロテオグリカンを試してみるといいでしょう。
健美の郷ではプロテウォークという商品を販売しています。プロテオグリカン(サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン)だけでなく、コラーゲン、グルコサミン、ヒアルロン酸も含まれています。ぜひ試してみてください。
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