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関節痛予防

関節痛の正しい対策とは?

腰や膝、肩などの関節痛は、中高年の多くの方々の悩みになっています。では、どうすればその悩みが解決していくのでしょうか?

医師の診断を受けずに、自己流で誤った対策をして、症状を悪くしてしまうのは避けなければいけません。正しい関節痛対策は、痛みの原因をはっきりさせることから始めましょう。

変形性関節症の場合

関節は、骨同士が筋肉や靭帯でつながっています。この関節をスムーズに動かすために、骨と骨の間に軟骨や骨膜などの組織があります。

関節痛の一番の原因となるのが変形性関節症です。これは、関節にある軟骨が加齢によってもろくなったり、減ったりすることで起きてしまいます。発症が多いのは膝や股ですが、肩や肘の場合もあります。症状が悪化すると、関節が変形してしまいます。

変形性関節症は、初期の症状なら、生活習慣の改善と運動療法で対処できます。

対策その1 適度な運動とストレッチを

関節を支える筋肉が衰えてしまうと、関節痛が起きやすくなってしまいます。筋力が大切なのは、関節痛が現れた後もです。痛めた関節を動かさずにいるのは筋力の低下を招き、痛めている関節への負担を大きくしてしまうのです。

関節まわりの筋力を維持して、柔軟性を保つには、適度な運動とストレッチが効果的です。ただし、中高年からジョギングを始めて、膝を痛めてしまうケースもあります。不安がある方は、ウォーキングなど、まずは強度の低い運動から始めましょう。

対策その2 肥満の解消を

肥満だから関節痛が起きるとは限りません。しかし、肥満は関節痛に良くはありません。特に、体重を支える下半身の関節にとっては深刻です(体重の3倍~5倍もの負担がかかります)。肥満の方は、体重を減らして、負担を軽くしてあげましょう。

対策その3 関節を冷やさない

関節が冷えてしまうと、血行が悪くなります。血行が悪化すると筋肉が硬くなってしまい、関節に負担がかかってしまいます。お風呂にじっくりつかったり、サポーターやカイロを使うなどして、関節を温めましょう。

ただし、関節を温めるのは、慢性の関節痛に対してです。一時的な痛みや炎症がある場合は安静にして、患部を冷やしてください。

関節リウマチの場合

変形性関節症に次いで、関節痛の原因になっているのが関節リウマチです。発症の多い30代~50代の女性は、注意が必要です。

関節リウマチは、免疫の異常が原因の病気です。関節での過剰な免疫反応が骨膜に腫れや痛みを起こし、軟骨や骨を破壊して、関節を変形させてしまいます。病気が進むと全身の関節に炎症が広がり、内臓や血管、眼などで合併症が起こることもあります。

一番の対策は早期発見

関節リウマチは、早期の発見が大事です。早めに治療すれば、関節が破壊される前に対処できます。手足にこわばり(指が曲がらない状態)や痛みを感じたら、発症の可能性があります。すぐに医師の診断を受けましょう。

他の関節痛の場合は?

肩関節周囲炎は「五十肩」と呼ばれるように、中高年によく見られる病気です。五十肩は肩関節の炎症が原因で、関節痛を起こすだけでなく、肩の動きを制限してしまいます。有効な対策は、変形関節症と同じように、関節の冷えを防ぎ、適度に動かすことです。

関節痛の原因となる病気は、他には感染性関節炎や痛風などがあります。

食事療法も関節痛対策のひとつ

軟骨や骨のもとになる栄養、炎症を抑える栄養を摂ることも、関節痛の対策になります。軟骨の主成分であるグルコサミンは鶏の手羽先や干しエビ、ウナギなどに、コンドロイチンは鶏の皮やオクラ、納豆などに含まれています。

食事だけで足りないのなら、サプリメントで補う方法もあります。サプリメントは、いつでも手軽に摂取できるのが魅力です。「プロテウォーク」のように、プロテオグリカン(サケ鼻軟骨由来プロテオグリカン)をはじめひざ軟骨の主成分をすべて配合したサプリメントもあります。ぜひ、お役立てください。

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